ついに2025年7月25日、沖縄県今帰仁村(なきじんそん)に大自然没入型テーマパーク「ジャングリア沖縄」がオープンします。
みんなが待ちに待ったオープンですが、早速「失敗」や「つまらなそう」などのマイナスワードが多数出てきています。
今回はそんなジャングリア沖縄の不安要素について徹底調査してみましたので、ぜひご覧ください!
前評判はつまらなそう?
ジャングリア沖縄の前評判は、期待の高さはあるものの、実際のプレオープン体験者やSNSでは、好評と懸念が入り混じる形となっています。現時点(グランドオープン直前)での評判をまとめました。
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ポジティブな前評判
「森の中に本当に入り込んだような感覚」「身体で自然を感じる」「入り口から園内を見渡した景観が期待以上」と、景観やジャングルの臨場感に大きな感動の声があがっています。
ジップラインや熱気球、恐竜サファリなど「TVやCMで観た期待通りの体験」「既存テーマパークにはないリアルな冒険」との評価が多く、ダイナソーサファリやバギー系アトラクションは「本気で叫ぶくらいのスリル」「大人向けの興奮」と特に大人から高評価でした。
世界最大級インフィニティスパは「森の絶景と一体化できて神レベル」「癒しすぎて帰りたくなくなる」と絶賛されており、スタッフのホスピタリティや案内の丁寧さにも満足感を示す声が多くみられました。
プレオープンでは渋滞や混乱もなく、パークの直通バスなど交通インフラもおおむね好評でした。
現地雇用を生む波及効果に期待する声も目立っており、沖縄北部の「18人に1人がジャングリアに従事する規模」と指摘されています。
全国的なテレビCM、雑誌やSNSでの話題性が高く、20代~50代での認知度は日々上昇しています。
家族・カップル・友人グループなど幅広い層が関心を持っており、沖縄の新スポットとして注目されています。
ネガティブな前評判
プレオープンの映像やSNS投稿は「同じスポットや構図ばかり」、「情報統制が意図的」「CMやCGイメージと実際はかなり違う可能性」を指摘する声が多く上がっています。
実際、公式ホームページでは下に引用したようなイメージ画がずらっと並んでいるので、実際はどんな雰囲気なのかが非常にわかりにくいと感じました。
引用:アトラクション
インフルエンサーやYouTuberの投稿がタイアップや広告色が強く、「本音が見えにくい」「ネガティブを隠しているのでは」と疑念を抱く意見もあります。
また、料金が高いと感じる人が多く、特に家族利用で割高感を挙げる声が多く、体験価値とのバランスへの厳しい評価があがっています。
プレオープン時は渋滞はなかったものの「オープン後の夏休み本番では渋滞・混雑が深刻化しそう」「道路インフラが脆弱」との警戒も目立っています。
そして、沖縄特有の暑さから「熱中症対策必須」「日陰が少ないエリアもある」との具体的な指摘もあります。
「映えスポットは多いが、期待したほどの規模や新規性を感じないアトラクションもあった」「既存アトラクションとの違いがわかりにくい」といった冷静な比較もみられます。
環境や生態系保全への配慮・地元への説明に課題を感じるコメントや、「地元の人の一部には慎重な声も残る」との分析も根強くあります。
ジャングリア沖縄の不安要素
ジャングリア沖縄オープンも「失敗?」や「つまらなそう」との見方が出ています。
そんなジャングリア沖縄の不安要素はどんなものがあるのか調べてみました。
環境破壊・生態系への影響
やんばるの森(世界自然遺産)近接地での開発による希少動植物・固有種(ヤンバルクイナ・ノグチゲラ等)への悪影響、工事や運営に伴う騒音・振動・照明が繁殖や行動範囲に深刻な影響を与えるリスクが強く指摘されています。
工事による赤土流出が河川・海に流れサンゴに被害を及ぼしたり、水質汚濁によるサンゴ礁白化や漁業への影響も懸念されています。
また、交通量増加で絶滅危惧種のロードキル(野生動物の交通事故)増が懸念されており、実際に生態学者から「交通量1割増で、ロードキル2割増」などの試算もあります。
引用:ジャングリア沖縄 公式
生活環境・社会面の不安
島北部の道路インフラが脆弱なため、観光車両増加で渋滞や緊急時の搬送が遅れるとの指摘がされています。
「グーグルマップ」を使って那覇空港からジャングリア沖縄まで、車を使用した場合の所要時間は最短で1時間17分。
これは道路が空いていた場合の所要時間になると思いますが、「沖縄自動車道」のインターチェンジは混んでいることが多く、その後の山道も混雑が予想されます。
地元で指摘されている最大の難所は、幹線道路(県道84号線)からジャングリア入口に通じる右折交差点です。地元紙「沖縄タイムス電子版」(4月4日)も早くからこの問題を指摘しており、オープンとなれば、片側1車線の道に長蛇の車列ができるのではと懸念されています。
周辺地域でも協力し、混雑緩和のための措置を取っています。
参考:ジャングリア開業の混雑防止へ道路工事を停止 夏休みの昼、周辺の13区間で(沖縄タイムス) – Yahoo!ニュース
また、イベント、花火、アトラクション等による騒音や光害が地域住民・野生動物に悪影響を及ぼす懸念や、廃棄物が増え、水資源不足や公共インフラへの過負荷も警戒されています。
夜間はJUNGLIA “HANABI”(ジャングリア花火)とJUNGLIA NIGHT FES(ジャングリア ナイト フェス)が予定されており、夏休み期間は毎日、それ以降は週末に花火があがる予定です。
野生動物たちは、その音や光をどのように認識するのか気になるところですね。
経営基盤
高額なチケットやアクセスの不便さが、来園者減につながり、経営の安定性を損なうことが懸念されています。専門家から「類似施設が多過ぎて集客面で苦戦も有りうる」との指摘もあります。
ジャングリア沖縄の経営については、巨額投資・独自戦略・地元経済との共生に強い期待がある一方、事業リスクと収益性の不透明さ、長期的な課題が指摘されています。
オペレーション・維持管理コストが非常に高額かつ、700億円の回収には数十年単位が必要とみられ、アトラクションの継続的な維持投資・新規開発と安定した集客、定期的なコンテンツ刷新が不可欠であり、ここに十分な資金を回せるかが鍵。
運営会社「刀」はイマーシブ・フォート東京で収益化に苦戦した過去もあり、「収益モデルの持続可能性」が最大の経営課題とされています。
インバウンド任せのリスクや、予想以上に外国人観光客が減少すれば、経営悪化の可能性もあります。外国人観光客からどの程度魅力的な施設に映るのかも気になるところですね。
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地域住民との合意不足
一部住民や団体が、環境問題や生活環境悪化への対策情報が不十分だと批判しています。
説明や合意が足りないとの声が継続してあり、住民との対話・合意形成の不十分さが指摘されています。
環境モニタリングは進められているものの、対策やその実効性の情報開示・検証体制がまだ十分ではないとされており、ゴルフ場跡地の活用で「新規伐採は最小限」と主張しつつも、地域住民の懸念は依然残っています。
エコパスや動物検知システム、22時以降の花火禁止など、環境・生活対策を強調しているが、計画の有効性や実践状況には依然厳しい目が向けられています。
口コミやレビューの評価はいかに!?
プレオープンに行った一般の方やインフルエンサーの方の口コミは要チェックです!
参考:【ジャングリア沖縄】 プレオープン体験レポート|藤木了|沖縄北部
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「百聞は一見に如かず」なので、一度は自分の目で見てみたいですね!
ジャングリア沖縄の魅力
資金調達・経営基盤
総事業費は約700億円。
実業家の森岡毅氏が率いるマーケティング会社「刀」が主導し、銀行協調融資・地元金融機関・大和証券等が出資、大規模な資金調達を実現しました。
プロジェクト自体は日本格付研究所から最上位格付けを取得し、信頼性を高めつつ調達を進めています。
収益戦略・経済効果
沖縄の「ザル経済」対策として利益の地元還元・雇用創出を掲げています。
地域への経済波及効果は、15年間で6.8兆円が見込まれるとの試算もあり、海外(アジア圏=約20億人)も商圏とし、インバウンド観光戦略・二重価格制(日本人・外国人で値段が異なる)など独自の収益モデルを展開予定です。
実際、開業直前の2025年夏時点で、すでに周辺地域の不動産需要・雇用増加に波及効果が出始めています。
地元経済との連携・行政支援
地元では高い雇用効果(1,300人規模)や地価・不動産需要の増大がすでに表面化しています。
地元自治体や沖縄県も地域振興の軸として大きな期待を寄せており、将来的な行政支援・交通インフラ拡充の見込みも高いです。
「単なるテーマパークにとどまらない沖縄モデル」「地方創生の試金石」など肯定的な意見が多くみられます。
まとめ
実際のプレオープン体験者やSNS、地元、関心を持つ多くの人からの意見として、好評と懸念が入り混じる形となっていることがわかりました。
ジャングリア沖縄の前評判は「森の大冒険」「唯一無二の自然体験」「大人も楽しめる新しい沖縄観光」として大きな期待を集める一方、「実態とのギャップ」「混雑・暑さ・コスト」への指摘や、広告・マーケティング主導の雰囲気・本音レビューの少なさへの疑問も目立っています。
現状、資金・組織・経済波及面での基盤は盤石に近いものがありますが、「巨額投資の回収」「安定的な集客とリピーター戦略」「運営会社のテーマパーク収益化ノウハウ」など、ビジネスとしての持続には大きな挑戦が残っており、これからの動向に期待したいです。